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第5回ポプラ社小説大賞受賞作 KAGEROU。
賞金は辞退・・・ 水嶋ヒロの処女作は話題先行ですが、 発行部数は異例の43万部。 発売前に増版し4版に。 通勤女性を狙い、異例の早朝・出張販売までと、ちょっとすごいことになってます。 といっても新人さんの作品。 大きな期待はしないほうがよいかと。 まぁ、それでも一読を。 『KAGEROU』――儚く不確かなもの。 廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。 「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。 そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。 命の十字路で二人は、ある契約を交わす。 肉体と魂を分かつものとは何か? 人を人たらしめているものは何か? 深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。 そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、 かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。 水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。 PR |